「まんしゅう家の憂鬱」を読みました

  • 2017.05.16 Tuesday
  • 20:29

こんばんは!

極楽錠前代表のKすがです。

 

今日は仕事で疲れたので、こんな日は「まんしゅう家の憂鬱」を読むと良いような気がします。

「まんしゅう家の憂鬱」はまんしゅうきつこさんの大人気ブログ漫画です。漫画なのに、やけに字が多い。でも、それがなんだかいい味出しています。まんしゅうさんはひどいペンネームですけど、すごいきれいな方みたいですよ。

 

「まんしゅう家の憂鬱」には、まんしゅうさんの経験した実話が、それも普通に聞いたら結構引いてしまいそうなえげつない話題が、さらっとしたタッチで描かれている。帯に書いてあるからここにも書いちゃうけど、「父と弟の決闘」とか、「オムツ俱楽部の面接」、「脚フェチ撮影会」と、タイトルもキャッチーな話題が目白押し。「オムツ倶楽部の面接」は、私気に入っていまして、結末がわかっているのに、なぜか何回も読んでしまいます。

 

ちなみに、私が一番好きなのは「オムツ倶楽部」ではなくて「ともだち」という題名は普通のお話です。

まんしゅうさんが27歳のころ、結婚して半年で実家に出戻り、そのころ実家の商売の状況も良くなく、キャバクラでバイトをしていた。その時に出会ったキャバクラ嬢のアミちゃんから紹介された、「ブラッドフィールド」と呼ばれている男性との友情の話。

 

アミちゃんはブラッドフィールドと定期的に会って話をするというバイトをしており、最近ほかにもっと羽振りのいい客ができたので、まんしゅうさんにアミちゃんの代わりにブラッドフィールドに会うバイトをして欲しいということだった。3時間で5万円。なぜブラッドフィールドがそんなにお金を持っていて、何をやっているかもわからないまま、まんしゅうさんはブラッドフィールドに会いに行く。

 

ブラッドフィールドはいかにも冴えないオタクで、周囲に埋没してしまうような暗い印象の人だった。会って話をしてもため息ばかりつかれて、まんしゅうさんの話がツマラナイ様子だった。ところが、その後ブラッドフィールドから電話がかかってきて、まんしゅうさんは彼の仕事を手伝うため、8か月にわたって週3回、彼の家に通うことになる。架空のメールアドレスを1000こ作ったり、架空のホームページを作るという、意味の分からない仕事をやりながら、まんしゅうさんはできるだけ下品でどうでもいい話ばかりブラッドフィールドに話すことにした。なぜなら、ブラッドフィールドの様子があまりにも暗く、寂しさが感染しそうで怖くなる、軽いノリで人生など語ったら向こう側に引きずり込まれて戻ってこられなくなる気がしたからだ。

「江頭2:50のライブに行ったら、江頭が舞台でウンコして、観客が大パニック」「ムツゴロウさん、ライオンに指食われちゃった」というような話をし続けた。

 

ブラッドフィールドは決してまんしゅうさんに手を出したりしなかった。一度まんしゅうさんから「一回くらいならヤッてもいいよ」と言ったときも、彼は「セックスするのは僕のことを好きになってからでいいよ」といった。8か月か過ぎるころ、まんしゅうさんはブラッドフィールドに対して本気で友情を感じ始めた。そのころには、まんしゅうさんの下ネタにブラッドフィールドはげらげら笑うこともあったが、ため息の癖は直らなかった。

 

その年の年末、急にまんしゅうさんは思い立って、夫のいる家に戻ることにした。ブラッドフィールドは「今まで通り、仕事を手伝ってくれるなら、全然大丈夫」と了承してくれた。

夫の元に戻って数日後、ブラッドフィールドからまんしゅうさんに電話がかかってきた。「夫の元に戻ったので、今まで見たいに仕事を手伝うことは難しいかもしれない」と伝えると、「在宅でできる仕事を見つけるから仕事を依頼したい」と言う。まんしゅうさんが「静かに暮らしたい」と言うと、それきりブラッドフィールドから、連絡が来ることはなくなった。

 

このあと、アミちゃんとのやり取りも少し記述されていますが、おおむねここまでで話はおしまいです。

ブラッドフィールドが何者で、何をしてお金を稼いでいるか、どうしてため息をつくようになったのか、ということもすべてわからないまま、ただ話は終わりになります。読者としては、やや放り出された感じで、ブラッドフィールドの素性を想像したり、目的を推測したりすることができるくらいです。

 

私としては、まんしゅうさんの勇気とブラッドフィールドへの対処の仕方が「神」ってる感じがして、すごいなと思います。それから、ブラッドフィールドのような寂しい人は、本当に人とのつながりを望んでいるんだろうな、と思って、その後の彼の行く末を少し心配な気分になります。人間だれしもブラッドフィールドのような、寂しい心を持っているような気がします。そんな人の心を慰められるように、私もまんしゅうさんのような、下品でどうでもいい話をたくさんできるようになりたい、と思います。

 

あ、本の中にはまんしゅうさんの「下品でどうでもいいっぽい話(けど捉えようによっては衝撃的な話)」が満載です。心が寂しい人は読んで慰められてください。

第10回演奏会まであと95日!

 

Amazon満州家の憂鬱

 

 

 

 

 

 

 

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM