自信がない人へ

  • 2017.06.27 Tuesday
  • 23:28

こんばんは!

極楽錠前のKすがです。

 

皆さんは、自分のことをどう思っていますか?

「人にやさしくすることが得意だ」「食べ過ぎるところが玉に瑕」「リコーダーの脱力にかける情熱だったらだれにも負けない」などなど…。自信がある部分もあれば、そうでもない部分、自分でいまいちだなって思っている部分もあるでしょう。

 

で、いろいろな事に自信がない人、ええ、そこのあなたですよ。自分の能力が低くて自信がない、という方。

自信のない人は幸である。

なぜなら、能力の低い人ほど自分の無能さを認識できず、自己を実際よりも高く評価する、という実験結果が出ているからです。

つまり、自信がある人は自信がない人より、能力的に高くない可能性が十分あります。自信がなかったとしても、実際の能力には関連性がないということです。自信満々であったとしても、能力のない人がいる一方で、とても有能であっても自信がない人もいるのです。

 

「能力の低い人は、自分の無能さを認識できず、自己を実際よりも高く評価する(ひいては自信に満ちて見える)」という認知バイアスは「ダニング・クルーガー効果」として知られており、『Journal of Personality and Social Psychology』にも掲載されました。

 

実験方法はこうです。物理、生物、政治、地理の4つの領域で使用される概念について、知っているかどうかを調査対象者に尋ねるます。そこには「求心力」「光子」といった本物の概念に混じって、「視差板」「超脂質」などのデタラメな概念も含まれていました。実験の結果、約90%の人がその架空の概念のうち、少なくともひとつを知っている、聞いたことがあると回答しました。それも、「自分は物知りである」という自己評価の高い人ほど、架空の概念を知っていると答える傾向がありました。

 

ダニングとクルーガーは、「ある特定の分野に関して、能力のない人は「自らのスキルの欠如」、「他者の本物のスキル」、「自らのスキル不足の程度」が認識できない」と主張しました。自分の能力の欠如に関して、認知するためには、その分野をある程度理解し、全貌を大づかみでも把握する必要があります。ところが、能力のない人はそれができないので、「能力がない」ということを客観的に判断することができないのです。

 

ダニング・クルーガーの実験結果では、成績が悪い学生ほど、自分はもっと良い成績が得られるはずだ、と考えたり、社会人ではもっと良い待遇がもたらされるべきだと考える傾向があったそうです。(そういえば、「俺はまだ本気出してないだけ」なんていう映画もありましたっけ) そう思うと、自信がないということは、イコール「自分の能力をメタ認知している」ということで、素晴らしいことでもあるわけです。

 

人間は万能ではないので、すべてのことに精通することはできません。ですので、自分の知らない分野については、謙虚な姿勢で取り組みたいものです。なぜなら、謙虚な姿勢を保ち、偽りの自信を捨てて、自分が知らないことを認識することが、本当の「能力がある」ということなのですから。年齢を重ねるにつれ、人によっては「自分は何でも知っている」ような顔をしたがったり、他人のしていることを尊重できなくなってしまったり、自分の能力を過大評価してしまうことがあります。そういった人は、加齢によって逆に能力が衰えているのかもしれません。

 

「ダニング・クルーガー効果」に惑わされず、自分や周囲の状況を認識するためにはどうしたらいいのか?ダニングは、ひとつには常に自分のなかに"あえて反論するもうひとりの自分"を持つことが有効だと語っています。「自分は見当違いな考え方をしがちではないのか」、「自分は間違ってはいないか」を自問すること。そして「知らない」「わからない」と認めることは、実は失敗ではなく、成功への道筋かもしれないことを知ることが大切だということです。

 

第10回演奏会まであと55日。

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