正義の教室 善く生きるための哲学入門

  • 2019.08.03 Saturday
  • 09:48

おはようございます。

極楽錠前のKすがです。

 

毎日暑いですねー。今週になって急に暑くなり、ややへばり気味です。

とはいえ、運動していると、汗が出やすくなっているらしく、熱中症にもなりにくいらしいですよ。

軽いウォーキングなどから始めてもいいかもしれませんね。

 

本日ご紹介するのは、正義の教室 善く生きるための哲学入門。

飲茶 著、ダイヤモンド社発行

 

最近よくありがちな、学問のおまとめ本です。倫理についてのすごく大雑把なまとめを、4人の学生&先生のやりとりで解説するという本。功利主義、自由主義、宗教主義と構造主義を、すごーくシンプルかつ分かりやすく説明してくれています。

 

倫理学には興味があり、いままでずいぶんいろんな本を読んできましたが、結構途中で挫折が多かった。倫理学の本は、概して用語が難しく、かつ独特の言葉遣いをする人が多い。また訳本などは、やはりその世界のことを理解している人が訳さないとわけがわからないのですが、倫理学というのが独特の言語体系があるような気がしまして、どうしても途中から何を言っているのがわからなくなってしまう場合が多かったのです。

 

たぶん、倫理を考える方というのは、ち密に考えて、様々なことを考えていくうちに、例外や言い訳や、様々な状況での考え方の違いを細かく説明することになってしまっているように思います。そうすると、どんどん表現が複雑になりわかりにくくなる。かつ抽象的なことが多いので、とても解釈が難しいのだと思います。

 

この本は、そういったことが一切ありません。私の好きな、「まじめな人が考えすぎているうちにすっとこどっこいになってしまった」、という例まで紹介してくれて、楽しみながら倫理学を学べる、正義とは何かを考えられます。

 

例えば、功利主義といえばベンサムの「最大多数の最大幸福」ということが有名ですが、ベンサムはこの考えに取りつかれた挙句、幸福測定機械というものを作ろうと思ったこともあったようで、どうやったら人間の幸福が定量化できるか真剣に考えていたようです。また、当時、キリスト教社会で最後の審判による復活が信じられていたにもかかわらず、「医学の発達には、死者の解剖が不可欠だし、死体は痛くないのだから、死体は全員解剖できるように法律を作ろう」という活動もしていたそうです。自分自身が死んだときにも、もちろん解剖に遺体を提供したそうです。その後、ミイラにしてみんなに見せることも、みんなのメリットになると考え、死体はミイラ化させ、大学の会議室にイスに座った形でベンサムは今も存在しているとのこと。残念ながら頭がもげてしまったようで、しばらく前まで、頭は椅子の横に置かれていた、というシュールな状況が続いていたそうです。

 

他の自由主義、宗教主義についても、とても分かりやすい説明がされていますので、是非一読を!

 

 

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