人間、何が弱いかって言うと・・・

  • 2017.05.23 Tuesday
  • 23:21

こんばんは!

極楽錠前代表のKすがです。

 

今日の話は、心理的に自分の弱いところの話。

 

最近、google mapのローカルガイドというものをやっています。ローカルガイドって何をやるかって言うと、自分が歩いた場所やいったところの情報をgoogle mapにアップロードするのです。例えば、レストランの美味しい料理や営業時間の情報、お店の口コミや評価などを自主的にアップロードするのがローカルガイドの役割です。googleのローカルガイドって言っても、別にgoogleに認定されたとか、そういう感じでもないのですが、なんとなくやっています。

 

ここ数か月、散歩がてらローカルガイドの活動をしていたのですが、自分でも弱いところをつかれているな、と思っています。ローカルガイドとして活動していると、活動に対するレスポンスが定期的に帰ってきます。具体的に言うと、1週間に一度、メールで(当然オートリプライですけど)自分の活動に対する評価がつけられます。例えば、アップした写真に対してアクセスがいくつあった、とか、評価を見ている人が何人いる、とかそんなこと。

 

実際のところ、アクセスがいくつあろうが、評価を見ている人が何人いようが、本当はどうでもいいことなのかもしれません。が、そういった評価があり、例えば「今週、あなたのアップした写真に対し、10,000アクセスがありました!」というような報告があることで、なんだか自分のやっていることが、みんなに見てもらえてる気になります。また、それこそどうでもいい話ですが、googleからのメールには「投稿ありがとうございます!新たに投稿していただいた写真はgoogle mapで大いに役立つでしょう」というメッセージが記されています。「引き続き素晴らしい投稿をお待ちしています」とも記載されています。そうです、どうせ、これはオートリプライです。だから、何をどう投稿しようと、関係ないことなのかもしれません。

 

けど、そういう風に言ってもらえた方が、モチベーションを持って何かをすることができます。これが、私が意味するところの「弱いところを突かれている」ということです。

 

本当にくだらないことですが、そういった評価が私には必要であり、それで満足できるのだな、ということを改めて認識しています。自分のやっていることが世界の中で何か意味のあることなのかどうか、を確認したいという意識が強いためなのかもしれません。という風に、自分のことを考えるわけですが、それって私だけの話じゃないような気もしています。誰しも、世界の役に立つことをやりたいという意識を少しはもっていて、それに対するレスポンスがあることは、生きていくうえで重要なことじゃないかなと思います。

たとえそれが、オートリプライであっても。自分でも「これって、オートリプライなんだよな」と思うにつけ、少し悲しい気分になりますが、現実の世界ではそのオートリプライさえもないことが多いわけなので、「オートリプライ、OKじゃん」というのが、最近の私の見解です。そのリプライのパターンが、巧妙で人間と変わらないくらいのバリエーションがあれば、オートリプライも人間の反応も区別はつかないわけなので、結局、受け手がいい感じになれれば「オートリプライ、OK!!」なんです。

 

といったわけで、オートリプライはOKと思いつつ、AIからのレスポンスじゃない、人間同士のいい感じのレスポンスっていうのを、お互いに与えあえるようになると理想的だな、ということも考えています。仕事をやっているのでも、趣味や日常の生活を過ごしている中でも、世界の中で自分が生きている意味がちょっとあるな、って感じられる方が、いいんじゃないかな、と思う。そういうところは、もしかすると人間の弱いところかもしれないけど、そういった気持ちを大事にしていった方が気持ち良い世界になるんじゃないかと思います。

 

きょうはぐだぐだ、日頃思っていることを書きました。皆様も何か思うところがあれば、お聞かせください。

 

第10回演奏会まであと88日!

 

 

 

ソバージュアスパラガスのオムレツ

  • 2017.05.22 Monday
  • 23:25

こんばんは!

極楽錠前代表のKすがです。

 

この前の土曜日の練習後に、極楽錠前有志で蒲田のイタリアンに飲み会に行ってきました。

初めてのお店だったのですが、おしゃれな感じの海を感じさせるたたずまい、なんとなく気にいって、入ってみました。

隠れ家的魚介イタリアンバル g,azzurro 

(ジ アッズーロ) 

 

こちらでいただいた中で、特に美味しかったもの、3つご紹介します。

まず、一つ目、4種類の貝盛り蒸し。すごくいっぱい出てきて嬉しい!貝のうまみがスープにたっぷり出ていて、スープもとっても美味しい。貝の蒸し加減もちょうど良くて、ぷりぷりの貝のジューシーなことと言ったら!貝を食べたあとに、スープに生クリームを入れて、クラムチャウダーっぽいスープにしてもらいました。これもとても美味しい!とても満足できる一皿でした。

 

次に、ジューシーな牛モモ肉のロースとビーフ。これは、ローストビーフと言っても、普通のローストビーフではない感じ。小さめに切った和牛を軽くローストして、その上にキャビアを乗せて、一口で食べられるおつまみみたいな感じです。

これはキャビアがとても効いていて、うまみが感じられて、良かったです。

 

最後の一品。ソバージュアスパラガスとオムレツ、トリュフ仕立て。

ソバージュアスパラガスは、普通のアスパラガスと違って、細くて柔らかいアスパラです。フランス産みたい。ちょっと、つくしにもにているかな。長くてひょろひょろしている感じです。そのアスパラをゆでたものに、柔らかいオムレツをのっけて、その上から生のトリュフをたっぷりとかける・・・とっても美味しいです!

アスパラの香り、卵の柔らかさ、トリュフの風味のマリアージュがとても良かったです。ソバージュアスパラガスは、この季節しか味わえないそうで、このお店でもほんの1−2週間しか提供していないとのこと。なんだか、とてもお得な感じでした。

 

お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。皆様と一緒に、美味しく幸せな時間を過ごせました。

 

第10回演奏会まであと89日!

 

「ショスタコーヴィチの肖像」を聴きに行ってきました

  • 2017.05.21 Sunday
  • 22:25

こんばんは!

極楽錠前代表のKすがです。

 

今日は、オケの練習の後、東京芸術大学奏楽堂で行われた「ショスタコーヴィチの肖像」を聴きに行ってきました。

 

プレトークでお話ししてくださった山本明尚さんの話によると、ショスタコの写真で残っているものは眉間にしわを寄せて難しい顔をしているものが多いとか。グーグルの画像検索で95%が眉間にしわ寄せた難しい顔らしいです。で、そうでもない顔の写真がいくつか残っているのですが、一つは18歳のころ、愛猫と一緒に写っている写真。(転載不可なので、見たい方は直接言ってください) まだ若かりしショスタコ、このころ弦楽8重奏のための2つの小品を書いたそうです。ショスタコというと、ソ連共産党との確執で追い詰められたリ悩んだりしていたわけなので、厳しい顔をしている写真が多いようですが、愛猫と写っている写真は、なんだか幸せそうです。ショスタコ、ネコ派だったんですね。今日は、この弦楽8重奏のための2つの小品、ピアノ5重奏、弦楽4重奏第8番の3曲の演奏会でした。

 

弦8は第1曲のプレリュードのメロディー、和音の重なりがとても良かったと思います。弦楽4重奏第8曲は1楽章と最終楽章に出てくるモノグラム動機(D-Es-C-H)が印象的でした。ピアノ5重奏は、ゴールデンウィークにラ・フォルジュルネ・オ・ジャポンでも聴いたのですが、ピアノの演奏者によって結構雰囲気が違って聴こえるんだなと思いました。1楽章、2楽章はショスタコ5番シンフォニーのモチーフが使われていて、シンフォニーの熱気を彷彿とさせます。最終楽章は自由で楽しい雰囲気に包まれて終わります。

 

演奏会が楽しかったので、家に帰ってきてからYoutubeでショスタコの曲をいくつか聞きました。バレエ組曲「黄金時代」もいいですね。なんといっても、あまり曲が長くないのが良い。ショスタコお得意のサックスやバリトン、木琴もいい感じです。2楽章が特に良いですね。ソロ回しが多いのですが、各々の歌い方が素敵だと、とてもいい感じです。あと、ジャズ組曲も良かったです。これも印象的な曲がいくつかありますが、ワルツのわびしい感じや、踊りたくなるようなダンス、フィナーレの華やかさもとても良かった。

 

ショスタコはロシアの作曲家なのですが、個人的にはフランス物にも通じる雰囲気があると思っています。独特の不協和音、木管高音の使い方、情熱と諧謔性。金管や低音の使い方は重くてロシアっぽいかもしれませんが…。

今日、山本明尚さんのプレトークで「あ、そうなんだ」と思ったこと。「不協和音の中に、突然、美しいドゥアのメロディーが出てくると、なんだかグロテスクに感じるんです」…ああ、そうなのかもしれないな。真っ黒な世界の中、はらわたと掃き溜めの中にきらきらと光る美しい天使が降りてくる…ゴスロリ的な美しさですが、なんだかグロテスクに感じませんか?

そんなわけで、今日はショスタコの曲の魅力を新たに発見した一日でした。

 

ショスタコのネコ、こんな感じ。

第10回演奏会まで、あと90日!

極楽錠前練習 5月20日(土)

  • 2017.05.20 Saturday
  • 22:31

こんばんは!

極楽錠前代表のKすがです。

 

本日はリコーダー集団極楽錠前の練習日でした。

練習の様子についてご報告します。

 

午前中は7人編成の曲を中心に練習しました。特に音程に気を付けて、和音を合わせることを心がけました。

・Back to the future
・Jurassic Park
・サンダーバード
・草原のマルコ(母を訪ねて三千里)
 

昼食はヒレカツ定食、生姜焼き、天ざる、日替わりなど。

 

午後のはじめは、セッシーが入って、4曲ほど。音程以外にも、音の切り際やテンポの変わり目、フェルマータなどについて。

・Shall we Dance?
・Ballad, Blues and Riffs
・Pur ti miro
・Samba Temperado

 

その後、ゆきえさんも入って、脱力練習後、本日フルメンバーで、全員乗りの曲を練習しました。

・サルタン皇帝
・山本直純 Music Fair
・胡桃割り人形より

 

くるみ割りは3曲目〜7曲目をアタッカで演奏することになりました。皆さん、ご注意ください。

 

本日は全体的に音程を気にしつつ、テンポを最初から全員で合わせることを心がけました。細かいところも結構練習しましたよ!

和音を合わせるためには、あまり音量を大きくしたり小さくできないです。が、和音を合わせることによってボリューム感をだして、大きい音に聞こえるようにするといいですね。

今日は、プログラムについても相談し、充実した練習になりました。

 

第10回演奏会まであと91日!

猪瀬精肉店のシュウマイ

  • 2017.05.19 Friday
  • 22:25

こんばんは!

極楽錠前代表のKすがです。

 

先日、会社の帰りに雑色の猪瀬精肉店に寄りましたら、その日の18:14~「フジテレビのみんなのニュースに出演する」という話を聞きました。帰る途中の放送だったため、スマホで見ましたら、毎週水曜日にだけ作っている猪瀬精肉店特製の手作りシュウマイを紹介していました。

 

なんと1万個も作ったシュウマイが、午前中で売り切れることも多いのだとか。そんな人気の秘密は、精肉店ならではの仕込み。

豚肉の塊を包丁でたたいて、ミンチにするのも手作りで作っていきます。もちろん、皮に包んで蒸すのも、全部手作り。

シュウマイを作るときは、普段お店に立たない三郎おじさんも総出でみんなで作っているそうです。

 

実はまだ、私はこのシュウマイを食べたことがありません。なにしろ、夕方しか寄れませんから、たとえ水曜日に行ったとしても、シュウマイは売り切れています。こんど、ぜひ予約して買って帰りたいものです。

ちなみに、ほかのお惣菜、唐揚げやコロッケ、サラダなどもおいしいですし、お肉もとても良いですよ!

 

食べ歩き天国 京急雑色商店街 テイクアウト総合ガイドへのリンク

 

第10回演奏会まで、あと92日。

顔の脱力2

  • 2017.05.19 Friday
  • 00:41

こんばんは!

極楽錠前代表のKすがです。

 

遅くなってしまいましたが、夜中にブログ更新してます。がんばって毎日更新してます〜!

 

顔の脱力について、なんですが、変顔することによって脱力する方法です。

普段、顔の筋肉ってなかなか使わないことが多いか、もしくはずっと同じ表情になっちゃって、眉間のしわがくっきりできちゃったりします。顔自体がこわばっていたり、同じ表情を続けていると、表現の幅がちいさくなってしまったり、体全体が脱力できないこともあります。顔の脱力も演奏にとっては大事なのですよ。

 

で、顔の脱力のやり方。

顔の上下のライン、左右のライン、右上から左下へのライン、左上から右下へのラインを意識します。

この図の赤い線のラインで顔が8等分に分かれるような感じです。

で、このどれかのラインに沿って筋肉が引っ張られるようなイメージをつくり、顔をゆがめます。

例えば、右下の方に向かって顔をゆがめる場合はこんな感じになります。

できるかぎり、筋肉が赤い線の方向に引っ張られるように、顔を動かします。順番に8つの方向を意識して顔をゆがめます。

右下、下、左下、左、左上、上、右上、右、と順番に引っ張られるようにして顔の筋肉を動かします。

鏡を見てやっても良いと思います。

実際には、一方向に向かってゆがめると、顔全体がその方向に引っ張られるような感じになり、変な顔になると思います。

 

しばらくやっていると、なんだか、ばかばかしくなってきます。

このばかばかしい感じを感じながら、さらに続けていると、面白くなってきて、体が緩んできます。

試しに、深刻なことを考えようとしてみてください。変顔をしながら、深刻なことを考えようとしても、うまく考えられないことに気づくと思います。不思議なことに、変な顔をしながら、深刻なことは考えられないのです。

 

変顔のエクササイズが終わると、顔全体の筋肉も柔らかくなり、体も緩んだ感じになると思います。

筋肉を意識的に動かして、反動で緩ませる、というのは、肩の上げ下げでも有効です。顔の筋肉を動かす→反動で緩ませる時には気持ちの面でも緩んでくるようです。面白い表情を作るということが、面白いという気持ちを作るのは、興味深い現象です。

このエクササイズによって、あなたの眉間のしわも、少なくなるかもしれない!

ぜひ、試しに変顔のエクササイズをやってみてください。

このエクササイズは、ちょっとばかり恥ずかしいので、なかなかみんなのいる前ではできないこともあると思います。

ですので、自宅で一人の時にやるのが良いかもしれません。

 

皆様のリコーダーの可能性が広がることを願っております。

 

第10回演奏会まであと93日。

マインドフルネスについて(今日は概要)

  • 2017.05.17 Wednesday
  • 22:29

こんばんは!

極楽錠前代表のKすがです。

 

今日は、脱力にも通じるかもしれませんが、マインドフルネスのお話し。

マインドフルネスは、最近、注目されているセルフコントロールメソッドです。Googleやマイクロソフトも従業員のパフォーマンスアップの目的で取り入れているとか。演奏の際の脱力メソッドとも通じるものがあり、個人的には注目の手法です。

 

で、マインドフルネスって何?ということになりますが…

私の解釈だと、「今、ここにいる自分の状態に集中し、自分が今感じている感覚を存分に感じ取る」

「そのことにより、自分の不安や懸念を払しょくし、高いパフォーマンスで物事に取り組めるようになる」

ということだと思っています。

 

人間にはいろいろな悩みや不安があり、それに捉われることが脳のパフォーマンスを下げると言われています。

とくに解決のできない問題、自分で考えが堂々巡りをしてしまうような問題に関する不安、悩みは、考えているときのパフォーマンスだけでなく、長い目で見たときの脳のパフォーマンスも下げるそうです。

もちろん、すべての不安や悩みが悪いわけではありません。前向きに取り組まなければならない課題や、多少の努力で解決できる問題もあるので、そういった問題に取り組むために知能の限りを尽くして考えることは、素晴らしいことだと思います。

ここで言っている「捉われてしまう不安」というのは、例えば、「死んだらどうなるだろう」とか「こんなことを言ったら、嫌われてしまうのではないか」といった、どんなに考えても解決できない不安のことです。このような不安や悩みについて考え始めると、考えずにはおられなくなり、そのことで頭の中がいっぱいになってしまうこともあるかもしれません。演奏に際しては、「もしかしたら、失敗するかもしれない」「うまく演奏できなかったらどうしよう」というような不安は、考えても仕方がない不安と言えるかもしれません。

こういった不安がストレスになり、個人個人のパフォーマンスのみならず、集団のパフォーマンスを下げている、といったことから、有名企業の中でもマインドフルネスに注目する企業が出てきました。

 

マインドフルネスは、そういった「持っていても解決できない不安」「ストレスにしかならない不安」に対しての対処方法について、提案しています。

マインドフルネスの具体的な手法は、

1. 瞑想の姿勢を取る(良い姿勢でリラックスして脱力する!)
2. 呼吸に注目する。呼吸に伴う自分の体の動きを感じる。途中で雑念が浮かんだら、それはそれとして、呼吸に意識を戻す
3. 十分呼吸に集中できたら、自分の周りにも意識を配ってみる。自分が今、何を感じているかはっきり意識する
4. 瞑想を終了する

といった感じになります。極楽錠前の呼吸の脱力の過程で行っている、「呼吸に意識を向ける」、というのはマインドフルネスの手法を応用しています。マインドフルネスも決して新しい手法ではなくヨガや心理学、エクササイズの方法論から考案された実学的なものと、私は理解しています。

 

リコーダーの演奏にマインドフルネスがどれくらい効果があるの?といった疑問について…

・少なくとも落ち着いた気持ちを作ってから演奏に取り組むことができます

・自分の感じている感覚を、新しい気持ちでとらえることができます

・不安からひと時でも離れることができ、演奏に集中できる可能性があります。

 

本番に対する不安は、演奏者が誰しも持っているものです。それに対して、マインドフルネスは一つの解決方法を示してくれているのではないか、と思います。

マインドフルネスが合う人も合わない人もいると思いますが、このような方法があって、本番に対して不安なく取り組むことができる可能性があるということを知っていただけたら幸いです。

 

皆様のリコーダー技術の可能性が開けることを祈っています!

 

第10回演奏会まであと94日!

 

「まんしゅう家の憂鬱」を読みました

  • 2017.05.16 Tuesday
  • 20:29

こんばんは!

極楽錠前代表のKすがです。

 

今日は仕事で疲れたので、こんな日は「まんしゅう家の憂鬱」を読むと良いような気がします。

「まんしゅう家の憂鬱」はまんしゅうきつこさんの大人気ブログ漫画です。漫画なのに、やけに字が多い。でも、それがなんだかいい味出しています。まんしゅうさんはひどいペンネームですけど、すごいきれいな方みたいですよ。

 

「まんしゅう家の憂鬱」には、まんしゅうさんの経験した実話が、それも普通に聞いたら結構引いてしまいそうなえげつない話題が、さらっとしたタッチで描かれている。帯に書いてあるからここにも書いちゃうけど、「父と弟の決闘」とか、「オムツ俱楽部の面接」、「脚フェチ撮影会」と、タイトルもキャッチーな話題が目白押し。「オムツ倶楽部の面接」は、私気に入っていまして、結末がわかっているのに、なぜか何回も読んでしまいます。

 

ちなみに、私が一番好きなのは「オムツ倶楽部」ではなくて「ともだち」という題名は普通のお話です。

まんしゅうさんが27歳のころ、結婚して半年で実家に出戻り、そのころ実家の商売の状況も良くなく、キャバクラでバイトをしていた。その時に出会ったキャバクラ嬢のアミちゃんから紹介された、「ブラッドフィールド」と呼ばれている男性との友情の話。

 

アミちゃんはブラッドフィールドと定期的に会って話をするというバイトをしており、最近ほかにもっと羽振りのいい客ができたので、まんしゅうさんにアミちゃんの代わりにブラッドフィールドに会うバイトをして欲しいということだった。3時間で5万円。なぜブラッドフィールドがそんなにお金を持っていて、何をやっているかもわからないまま、まんしゅうさんはブラッドフィールドに会いに行く。

 

ブラッドフィールドはいかにも冴えないオタクで、周囲に埋没してしまうような暗い印象の人だった。会って話をしてもため息ばかりつかれて、まんしゅうさんの話がツマラナイ様子だった。ところが、その後ブラッドフィールドから電話がかかってきて、まんしゅうさんは彼の仕事を手伝うため、8か月にわたって週3回、彼の家に通うことになる。架空のメールアドレスを1000こ作ったり、架空のホームページを作るという、意味の分からない仕事をやりながら、まんしゅうさんはできるだけ下品でどうでもいい話ばかりブラッドフィールドに話すことにした。なぜなら、ブラッドフィールドの様子があまりにも暗く、寂しさが感染しそうで怖くなる、軽いノリで人生など語ったら向こう側に引きずり込まれて戻ってこられなくなる気がしたからだ。

「江頭2:50のライブに行ったら、江頭が舞台でウンコして、観客が大パニック」「ムツゴロウさん、ライオンに指食われちゃった」というような話をし続けた。

 

ブラッドフィールドは決してまんしゅうさんに手を出したりしなかった。一度まんしゅうさんから「一回くらいならヤッてもいいよ」と言ったときも、彼は「セックスするのは僕のことを好きになってからでいいよ」といった。8か月か過ぎるころ、まんしゅうさんはブラッドフィールドに対して本気で友情を感じ始めた。そのころには、まんしゅうさんの下ネタにブラッドフィールドはげらげら笑うこともあったが、ため息の癖は直らなかった。

 

その年の年末、急にまんしゅうさんは思い立って、夫のいる家に戻ることにした。ブラッドフィールドは「今まで通り、仕事を手伝ってくれるなら、全然大丈夫」と了承してくれた。

夫の元に戻って数日後、ブラッドフィールドからまんしゅうさんに電話がかかってきた。「夫の元に戻ったので、今まで見たいに仕事を手伝うことは難しいかもしれない」と伝えると、「在宅でできる仕事を見つけるから仕事を依頼したい」と言う。まんしゅうさんが「静かに暮らしたい」と言うと、それきりブラッドフィールドから、連絡が来ることはなくなった。

 

このあと、アミちゃんとのやり取りも少し記述されていますが、おおむねここまでで話はおしまいです。

ブラッドフィールドが何者で、何をしてお金を稼いでいるか、どうしてため息をつくようになったのか、ということもすべてわからないまま、ただ話は終わりになります。読者としては、やや放り出された感じで、ブラッドフィールドの素性を想像したり、目的を推測したりすることができるくらいです。

 

私としては、まんしゅうさんの勇気とブラッドフィールドへの対処の仕方が「神」ってる感じがして、すごいなと思います。それから、ブラッドフィールドのような寂しい人は、本当に人とのつながりを望んでいるんだろうな、と思って、その後の彼の行く末を少し心配な気分になります。人間だれしもブラッドフィールドのような、寂しい心を持っているような気がします。そんな人の心を慰められるように、私もまんしゅうさんのような、下品でどうでもいい話をたくさんできるようになりたい、と思います。

 

あ、本の中にはまんしゅうさんの「下品でどうでもいいっぽい話(けど捉えようによっては衝撃的な話)」が満載です。心が寂しい人は読んで慰められてください。

第10回演奏会まであと95日!

 

Amazon満州家の憂鬱

 

 

 

 

 

 

 

「君の膵臓をたべたい」を読みました

  • 2017.05.15 Monday
  • 22:02

こんばんは!

極楽錠前代表のKすがです。

 

今日は、脱力から少し離れて、最近読んだ本についてのお話し。

脱力の話はまだまだ続けられるんですが、ずっと同じだと、飽きちゃうからね。

で、最近、「君の膵臓をたべたい」を読みました。最近、文庫になったみたいです。

 

主人公は、クラスの中で一人でいることが多い、閉じこもりがちな男子高校生と、同じクラスの明るくて友達が多く、みんなに好かれる女子高生、山内桜良。山内桜良は、膵臓を病んだために、余命あと1年という状態になっている。そのことは、家族以外、クラスの親友や彼氏にも話さなかったが、ふとしたことから、主人公の男子高校生の知るところになってしまう。

 

男子高校生は、残り僅かな命である桜良に会い対峙しても、動揺せず、普段通りに接していく。自己完結し、他人の感情や状況に流されないで生きてきた男子高校生と、周りの人間との関係によって自分を形作ってきた山内桜良。二人の間は、恋とは違った風景を見せながら、徐々に男子高校生と桜良の距離が縮まっていく。

 

男子高校生の名前は、小説の最後まで明らかにされない。男子高校生ははじめ、【秘密を知っているクラスメイト】くん、であり、しばらくすると【地味なクラスメイト】くんになり、【仲の良いクラスメイト】くん、【仲良し】くん、と変化していく。そう、主人公の表記は、固有名詞ではなく、周囲の人間との関係が記述されているのだ。主には桜良との関係だが、ほかのクラスメイトや桜良の親友、彼氏との関係も常に【】書きで記載される。

 

桜良の病状が悪化し、男子高校生が見舞いに行く時には、彼の名前は【??????】くん、となっている。二人の関係というのが、言葉では表現できないものになっているのだ。男子高校生にとっての桜良、桜良にとっての【??????】くんの存在を、どのようにとらえてよいのか、読者にもわからなくなる。男子高校生は、自分が今まで作ってきた自分の感情の殻が、変化していっていることを感じる。

終章で桜良は意外な形で亡くなるのだが、その時に残された遺書によって、男子高校生は今までとは違った自分を獲得することになる。桜良に振り回されて、草舟のように従ってきた男子高校生は、「自分の選択によって桜良と過ごし、自分の選択によって自分が変わった」ことを感じる。「君の膵臓をたべたい」という意味も明らかにされる。

 

高校生の話ではあるけれど、人間同士の関係の変化や、主人公・周囲の人の気持ちの変化が、とても良く描写されているに思え、感動的な小説だなと思いました。二人の心のすれ違い、葛藤、異なるものへの憧れや戸惑い、相手を受け入れ、受け入れられたときの感情…。これは、高校生だけでなく、人間の普遍的な心の動きだと思います。むしろ大人のほうが、そういった心の動きを忘れているかもしれないので、この小説を読んで感動できるかもしれません。

 

映画にもなっているようですが、私は【】の部分の描写をどのように処理しているのか、気になったので、そのうち映画も見てみたいと思います。

第10回演奏会まであと96日!

 

Amazon君の膵臓をたべたい

 

顔周りの脱力

  • 2017.05.14 Sunday
  • 22:54

こんばんは。極楽錠前代表のKすがです!

 

週末の気温はその前より低くて、涼しくて快適でした。この季節は青葉が芽吹くため、街中に爽やかな香りがいっぱいになり、一年の中で一番すがすがしい季節ですね。私はこの季節が一番好きです。

 

さて、今日は脱力の中でも、顔周りの脱力の話。顔周りって、指や息とどういう関係があるのか、なかなか理解しにくいのです。が、息は鼻や口をとおって出ていきますので、特に息には影響があると思います。顔の表情は気持ちや体全体のスムーズさにも影響が出ますので、指周りにも影響が出ることがあります。

では、顔周りの脱力方法について、見ていきましょう。

 

演奏しているときに限らず、結構、顔周りが緊張していることって、あるんですよ。ほら、仕事をしているときに、眉間にしわが寄ってしまったり、口がへの字に曲がってしまったり…。という私も、かなりの高頻度で、あごが緊張しています。自分では気が付かないのですが、しばらく同じ緊張状態でいつづけると、体が動かなくなったり、痛みが出たりします。筋肉がこわばってしまっているのです。そんなときに、あごの力を抜くエクササイズを以下にご紹介します。

あごに割り箸を挟んで、しばらくそのままでいます。はさむ強さは、できる限り緩んだ感じで、もう少しすると落ちてしまいそうなくらい。できれば、仰向けになって奥歯の間に挟むと良いと思います。ゆっくりした呼吸を続けて、あごの筋肉が緩んでいくのを感じたら、エクササイズは終了です。あごと同時に、のどの奥や肩回りも緩むと理想的です。

この方法は、「疲れない体をいっきに手に入れる方法」(藤本靖著)にあった方法です。本当に「一気に手に入れる」のが可能かどうかは、わかりませんが、脱力のきっかけにするには、良い方法が紹介されていると思います。

 

同じ本に紹介されていた、もう一つの方法。

座った姿勢、立った姿勢で良い姿勢を保ちつつ、耳を両側に引っ張るという方法です。頭の中には蝶形骨という骨があって、気道、食道などを取り囲む筒のような形をしています。この蝶形骨のゆがみを直すために、耳を両側から引っ張るという方法が紹介されています。

上方向、下方向、まっすぐ横、後ろ方向、前方向、など、引っ張る方向を少し変えながら、自分の気持ち良い感覚を感じていきます。蝶形骨が引っ張られて伸びると、首から横隔膜につながる神経が影響され、顔から体幹の緊張が緩むそうです。

 

詳しくは、原著にあたっていただきたいと思いますが、ちょっとしたストレッチで顔の緊張がとれる可能性がありますので、ぜひ参考にしてみていただければ幸いです。

皆様のリコーダーの可能性が開かれることを願っています!

第10回演奏会まであと97日!